妊活をはじめるにあたって、まず始めやすいのが葉酸の摂取だと思います。なぜなら病院に行かなくていいし、すぐにどこでも買える世の中なので思い立ったらその日からサプリを飲み始めることができるからです。いくつかの研究では葉酸と妊娠率も少し関係がありそうな話はあるいみたいです。なので妊娠を考えようと思ったら始めてみてもいいのではないかと思います。
まとめ
| 葉酸は食べ物だけでは摂取しずらいため、サプリを使用するべき。手軽に始められる妊活であり、すぐに始めるべき。おすすめはエレビット®ではあるがラムネ感覚でつわりがあっても続けやすいのはビーンスタークマム®でした。 |
葉酸とはなにものなのか？
葉酸は1941年にほうれん草の抽出物から発見されました。ラテン語の「folium」＝「葉」と「acid」＝「酸」から命名され、葉酸（folic acid）と呼ばれています。プテロイルモノグルタミン酸および、その派生物の総称。葉酸は、赤血球の成熟やプリン体及びピリミジンの合成に関与しており、葉酸の欠乏症は、巨赤芽球性貧血（ビタミン B12 欠乏症によるものと鑑別できない）である。
葉酸にはポリグルタミン酸型葉酸とモノグルタミン酸型葉酸があります。簡単に言うと、天然と合成です。合成だからと言って体に悪いものではなく、天然であるポリグルタミン酸型葉酸は主に食べ物から摂取できて、体の中で分解されてモノグルタミン酸型葉酸になって吸収されます。なので合成だからといって体に悪いものではありません。合成の利点はそれだけではなく、モノグルタミン酸型葉酸になって体内に吸収されるため吸収率はいいみたいです。
不足すると貧血が生じることがあるが過剰な場合に発症する疾患は特に知られていない。体内の蓄積性は低く、毎日摂取することが必要である。
葉酸だけでは過剰にとっても害はないみたいですが、食事でとる場合その他のビタミンなども過剰となる場合があるため、葉酸以外では過剰摂取をすすめないものもあるので注意が必要です。
葉酸は何に含まれているの？
上で書いた通り、自然の葉酸は主に食べ物に含まれています。
葉酸はなにがいいのか？
葉酸は受胎前後における摂取により胎児の神経管閉鎖障害(NTDs: neural tube defects)の発症リスクが低減することが言われています。
そこで日本では2000年に厚生労働省から、妊娠の可能性がある年齢の女性等に対する葉酸摂取に関する通知が出されました。 Ｅヘルスネットから引用
神経管閉鎖障害 (NTDs: neural tube defects) とは 脊髄髄膜瘤、無脳症、脳留などから構成される。無脳症と脳留は過半数が自然流産するか、妊娠中絶をうけるか、出生しても24時間以内に死亡する。広義の二分脊椎は顕在性二分脊椎（spina bifida aperta）と潜在性二分脊椎（spina bifida occulta）の２つの病態を包括する。脊髄髄膜瘤は前者に分類されるが、この２つの病態は、発生学的に相違するので、原因、臨床症状、治療法などを画一的に議論することは適切でない。神経管閉鎖障害は、妊娠６週（受精４週後）頃に発症する。妊娠前から葉酸を摂取すると神経管閉鎖障害の50～70％を防止できることが判明している。 難病情報センター
葉酸はビタミンB12とともに、赤血球を作る働きをしているので、葉酸が不足すると、赤血球が十分に作られなくなり、貧血を起こしやすくなります。
神経管は脳や脊髄などの中枢神経系のもとになるところであり、そこが閉鎖障害が起きてしまうと脳や脊髄に障害が起きてしまうか 自然に流産してしまう（体の中枢の役割のため）ということですね。驚いたのが5～7割って高確率で防止できる可能性があるのですね。そこまでは知らなかったです。貧血というと、鉄分のイメージが強いですが葉酸も赤血球を作るときには必要なのでね。日本は葉酸摂取については海外に比べて遅れをとっていましたが、現在では大分浸透しているのかと思います。
いつから始めるのがいいのか？
神経管閉鎖障害のリスク低減のための葉酸の摂取時期はおよそ妊娠1か月以上前から妊娠３か月まで。
「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」平成12年.児母第72号・健医地生発第78号（通知）
妊娠の1か月前ということは、妊娠を望んでいる時点ではもう飲み始めたほうがいいですね。神経管の閉鎖は上述したように妊娠6週頃に発症するためなのと妊娠3ヶ月までは器官形成期といって、神経管以外にも赤ちゃんの重要な臓器が作られるとともに胎児奇形として、口唇・口蓋裂や先天性心疾患もリスク低減するため政府でも３か月までは葉酸の摂取を推奨していますね。ただ、葉酸自体は必要な栄養素であり、神経管のリスクの軽減以外にも赤血球に関与するため妊娠中も飲み続けることはいいことらしいですね。まだ出産後の授乳期にはあかちゃんには葉酸も必要な栄養素なため、妊娠前～妊娠初期は通常よりも２倍ぐらい必要ではありますが授乳期も1.5倍ぐらいは必要とされています。
基本的には妊娠を望んている場合は早期からサプリメントなどで葉酸を摂取しはじめ、妊娠中～授乳期まで継続していることが望ましいですね。
葉酸サプリメントと言えば
葉酸は上記でも言っていますがサプリメントで取ることが推奨されています。ただ、種類があるため何がいいのか迷ってしまいますよね？
王道であればエレビットはおすすめですね。
公式では３０日間分で4500円なので、お高いですがやはり病院でも勧められますし、うちも産婦人科で勧められました。無味無臭なので比較的飲みやすいみたいです。
ただうちは薬っぽくなってしまう飲み忘れてしまうのと、高いのがネックでした。また、無味無臭と書いてありますが独特な味？もします。なのでお試しのを飲んではみたもののべつのものにしました。
まとめ
まず妊活を始めるにあたって葉酸の摂取は始めやすいと思います。食べ物だけで摂取すると逆に糖質の取りすぎなどになる可能性もあるため、サプリなどがおすすめ。産婦人科医がお勧めするエレビット®は間違いないと思いますが、手軽に始められてコスパもよく継続しやすいのはビーンスタークマム®がお勧めです。葉酸サプリはいろんな種類があるのでいろいろ試して自分にあったのが一番いいのでいろいろ試してみてください。
